転職を薦めるサイトは星の数ほどあれど、転職後の体験を語るサイトはあまりなかったんですよね。
なので、30代半ばの転職後にどんなことで大変だったのかお話していきます。
転職ってお給料が上がったり、待遇が上がったり確かにチャンスなんですが、安易に転職するのはおすすめできません。
転職を考えている方はこの記事を読んで、今一度転職するのかどうか考えてみてくださいね。
大成功した転職時の状況
本題に入る前にどんな転職だったのかちょっとお話しておきますね。
- 年収は残業代含めて100万円アップ
- 転職の活動期間2ヵ月
- 通勤時間は往復3時間→30分に短縮
- 同業種、同職種への転職
簡単にまとめると上記の通り、全然苦労せずにさらっと良い条件の就職先を見つけることができました。転職で年収100万円アップした詳細はこちらの記事で。
成功要因は転職準備を上手く進めたことと、企業側の人材獲得熱が高かったためです。
そんなメリットだらけの転職ではありましたが、転職後は思ったり大変でした。
【35歳ワーママ】転職して大変だったこと7選
35歳の中途入社で大変だなと感じたこと7選は以下になります。
- 入社式の次の日から配属、そして研修はなし
- 中堅ゆえにほぼ放置、わからないことは自分から聞くしかない
- 周りの人の働き方を理解し、自分を理解してもらう
- 人間関係がリセットされてしまったこと
- コミュニケーションは積極的に取るしかない
- 新人は大事に育てられるが、中途採用は即戦力
入社式の次の日から配属、そして研修はなし
初日は入社式とオリエンテーションで簡単な会社説明を聞くことができました。
そして2日目より部署に配属されたのですが、社内システムの使い方がわからない!
忙しい部署だからこそ増員したので、周りのみなさんは忙しそう…
そのため、しばらくは社内ポータルや規約関連を読み漁っていました。
せめて社内システムの使い方とか社内の案内をしてほしかったです。

中途採用は即戦力と言えど困らない程度に社内システムの使い方は伝授してほしかった
中堅ゆえにほぼ放置、わからないことは自分から聞くしかない
新人さんは先輩がついて手取り足取り教えてもらえるでしょう。
しかし、中堅の中途採用にはついてもらえません。
忙しそうな周りの方に会社ルールやら社内システムの操作の仕方を聞かねばなりません。
部署を超えて問い合わせする必要も出てきますから、「誰に」「何を」聞けば良いのかがまずわからない。
わからないことに対して、手の空いてそうな人を探して、誰に問い合わせれば良いのかを確認する。
もしくは確認してもらう、ということが必要。

社内部署の把握や事務的なことは誰がやっているのかをまず押さえること
周りの人の働き方を理解し、自分を理解してもらう
前職では15年ほど働いたので自分の部署だけでなく、どんな人がいてそれぞれの家庭事情やバックグラウンドなんかもわかっていました。
また、自分がどんな人間かもだいたいわかってもらえていたと思います。
そのため、休日出勤や残業を善意的に免除してもらったり、在宅勤務を多く取り入れたり比較的自由にしていました。
働き方について、まずは新しい会社で規約的に良いのかを確認して、部署のルールを確認して、上司や周りの理解を得なければなりません。
周りの人がどんな働き方をしているのかも注意を配ってスムーズに仕事を進めましょう。
例えば、Aさんはお子さんを送ってから出社するので10時出社が基本のため、会議は10時30分以降で設定しよう、とか。
Bさんは午前は在宅、午後は出社なので出社してから確認しよう、とか。

周りも自由なら自分もある程度自由な働き方ができそうです
人間関係がリセットされてしまったこと
前職では同期が50人と同じ部署の方含めて200人とは仕事上の付き合いがあり、気軽にメールや電話ができる仲でした。
転職するとこれがゼロリセットされるわけです。
当たり前ですが、これまでの仕事ぶりを見ててくれた人はいません。
改めて自分が有用な人間であることをアピールし、仕事を振ってもらわなければいけません。
人脈作りとでも言いましょうか。
これが一番大変といっても過言ではないでしょう。
15年コツコツ積み上げてきた評価が全てパーなので、また一からコツコツ人間関係と信頼を築いていく必要があります。
コミュニケーションは積極的に取るしかない
人間関係がすでに出来上がっている中に入っていくわけなのでアウェー感がすごいです。
その中で話しかけられるのを待っていても仕方がないので、積極的にコミュニケーションを取りにいく必要があります。
具体的には以下のようなことです。
- 挨拶をしっかりする
- ちょっとした雑談を挟む
- 飲み会には積極的に参加する
その他にもランチに誘ってみたりして自分から仲良くなりたいというアピールをしていく必要があるでしょう。
新人は大事に育てられるが、中途採用は即戦力
当たり前なお話ではありますが、中途採用は即戦力が求められているので教育に割かれる時間はほとんどありません。
新人との扱いの差が露骨すぎてショックを受けました。
ちょうど私が中途入社した月に新人さんの1日業務体験がありました。
新人さん用に1日のスケジュールが組まれ、若手社員が張り付いて教えてあげていたんですね。
新人さんを微笑ましく見守るべきところですが、配属初日からほとんど放置だった身としては羨ましくてしょうがなくて。

ハンカチを噛みしめてましたw
このように新人と露骨に扱いが違っても私のように僻んではいけませんよ。
まとめ:【35歳ワーママ】転職して大変だったこと7選
35歳での転職、まさに中堅ということで新人のように持てはやされることはなく、自分から積極的に動くことが求められます。
人脈を広げていくのも努力と時間が必要ですから、コミュニケーションを取るのが全く苦手!と言う方は転職するにあたり覚悟を持って転職してください。
同業種同職種であっても転職というのは中々に大変なものだったので、異業種や異職種への転職はもっと苦労することが見込まれます。
転職がゴールではないので、しっかりと転職後の生活をイメージできるような会社へ転職してくださいね。